2013/05/10

福島公演「銀河鉄道の旅」大成功!

こんにちは!
今日も良い5月晴れですね♪

お知らせが遅くなりましたが、
先月4月21日(土)無事に福島いわき公演を終了しました!



福島は昨年の東北ツアー以来約1年ぶり・・・。
前回の訪問の際に感じた、福島での「希望をもつ」ことへの難しさが頭を離れませんでした。
原発の存在により他県とは違った復興への苦しさを抱えている福島。

子ども達も外で遊ぶこともできず
避難もできないでいる中で大きなストレスを抱えていると感じました。
しかし、私たちは避難の手伝いなどを今すぐすることはできません・・。

では、行ってまた帰っていくだけの私たちに、何ができるのでしょうか?
ただ「面白いもの」を見せるのではなく、
見終わった後に、彼らに何を残すことができるのだろう・・?

そこで今回挑戦しようと思ったのが、
「参加型アトラクション公演」です!

お話は「銀河鉄道の夜」の世界観を使いますが、
ジョバンニもカムパネルラも登場しません!

お客さんが、銀河鉄道の乗客です。
こどもたちこそが、お話の主人公です。

銀河鉄道に乗って、果てしないイマジネーションの世界を旅する。
途中で出逢う不思議な人々は、自分たちに話しかけてくる。
自分たちがお話を動かし、結末を決めていく・・。

自分の中にある無限の世界と出逢い、
自分自身の本来の力を取り戻すこと。

そんな体験をしてほしかった。

なので、今回は、初のテント型スクリーンを開発!
お客さんは一緒に身を寄せ合って
ひとつのテントの中に入っていただきます。
暗くなると、まるで銀河鉄道に乗っているかのように全面に星空が走ります。



仲間と試行錯誤を繰り返し、なんとか完成までこぎつけました。
そして当日は雨の中大人21人、子ども20人の計41人の方にお越しいただき、
銀河鉄道にご乗車いただきました!

テントには子どもしか入れないので、
お母さんと離れて最初は少し緊張していた子どもたち。
それでもお話が進むにつれて、影絵や星空に引き込まれて
だんだん世界に入ってきてくれました・・!!




最後は案内役の「銀河の使い」とのお別れのときに、
「一緒に(銀河に)残るよ!」と言ってくれた子や、
公演が終わった後にも「(銀河の使いは)どこにいっちゃったの?」と聞いてきてくれる子も。
世界に入ってくれていた証拠かな・・?!
お母さんもそんな子ども達を見てとても嬉しそうでした。

アンケートでのお声を一部ご紹介しますね。

「すごくすてきなワークショップでした。
子ども達もとても喜んでいました。
こういう参加型のお話は初めてでした。
子どもが主人公というところがよかったです。
影絵がすごくキレイでした。」

「少し緊張して列車に乗りましたが、
あっという間にストーリーに引き込まれ、真剣な表情をしていました。
ステキな時間を過ごせました!本当にありがとうございました!
なかなか出来ない経験で、
子ども達の心にも私たちの心にも残るとっても良い思い出になりました!」

・・などなど、とても嬉しいご意見をいただくことができました・・!!

中には、テントの中で身を寄せ合う雰囲気が、
昔のお寺などでの「映画上映会」のような温かさがあったと言ってくださった方も・・。

3D映画などの人工的で完璧な美しさに囲まれている今だからこそ、
手作りの素朴な温かさが必要なのかもしれません。

後日、4月24日のいわき民報にも取り上げていただきました。



これからも福島の支援に様々な形で関わっていくとともに、
このようなアトラクション公演を形を変えてたくさんの人達にお届けしたいと思います。

応援してくださった方々、本当にありがとうございました・・!!

これからもNIJIをどうぞよろしくお願いいたします^^


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