2014/01/05

影絵製作の巻


新年明けて早々、NIJIのスタッフは演目中に使用する影絵を製作していました。


NIJI地球の夢 影絵
演出と製作スタッフ

影絵で表現したいエフェクト(ゆらぎetc)はどうやったら出せるのか、
転換にはこの方法がいいのでは...
といったことを話し合いながら、思考を凝らし、実践を重ねながらつくっていきます。

......それにしても気になるのが、後ろのハンガーですね。
ねじ曲げています。一体何に使うのでしょうか。

ここで、ハンガーをもった彼をご紹介します。彼は通称「らび」と呼ばれ、(名前には諸説ありますが、ひょんなことより兎を意味するラビットから、現在の通称になったといわれています)福島県いわき公演「銀河鉄道の夜」のあの鉄道本体を製作して以来、ずっとNIJIの舞台装置製作を担っています。

せっかくなので質問してみましょう。

あのーハンガーは何に使うのですか?


ーあん?まだ言えんわ!(ぎらりっ)

福岡なまりにて答えていただきました。彼は福岡出身です。
はい、まだお教えできないそうです。


「あるもの探し」が裏テーマのひとつとなっている今作品、他にどんな秘密が隠されているのか、気になりますね。これからもミステリーハンターの私が調査して参ります。


最後にスタッフさんの手腕によって、表現される影絵の一部をご紹介!

NIJI 地球の夢 影絵
「地球の夢」より

明日は、スタッフ総動員での影絵オペ練習です。
緻密にタイミングを合わせていきますよ。

blogでは、メンバーインタビューなど「地球の夢」にまつわる企画を計画中!
チェックしてみてくださいね♪

制作・広報 西村




2014/01/01

新年あけましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます。
いかがお過ごしでしょうか?

昨年はNIJI創設の年、少しだけ1年を振り返ってみます。

4月のいわき公演を皮切りに、「ほっと、あたたかさを届ける」ことをミッションに走り出したNIJI。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に齊藤(主宰・脚本・演出)の解釈を加えたオリジナルストーリーの作品を宅配しました。

他に類をみない、参加型の形態をさらに飛躍させた「アトラクション公演」に挑戦。
全面が白いスクリーンに覆われた、等身大の車両型の装置をつくり
四方八方にうつる影絵に導かれながら、子どもたちと銀河を冒険しました。

NIJIいわき影絵
全面スクリーン張りの"銀河鉄道"

列車が動きだすと、周りに写る星々に子ども達は大興奮!
「きゃーーーー!!」「うわっ星だ!!」という歓声で列車がいっぱいになりました。

印象深かったのは、プリオシン海岸での宝探しです。
開演前に子ども一人一人に手渡したスカーフに描かれた、古代マヤ文明を彷彿とさせるマーク。大学士の指示に従って、列車をおりると、何やら無造作にならべられてある紺色のくたっとした布袋が。薄明かりの中、目をこらしてみると、子ども一人一人が乗車時に渡されたスカーフと同じマークが書いてあります。同じマークのものを探し出し、なめし皮の紐をしゅっとあけると、そこにはピカピカ光る色の石。

これは「君だけに与えられたたったひとつの銀河からの贈り物」。

今作品唯一のキャストとして子どもと冒険した私は、子どもの、好奇心に溢れ輝く瞬間の目を間近でみることができました。らんらんと、というのはこういうことを表現するのでしょうか。

公演終了後、贈り物の銀河の石をぎゅっと胸の前で握り、お母さんやお父さんに手をひかれて会場をあとにする子どもの姿が目に焼き付いています。




NIJIいわき集合写真
IHAN様、現地コーディネーター新田様と一緒に。



NIJIいわき民報
いわき民報掲載 2013年4月24日水曜日

5月は台東区内児童館にて東京公演実施。
いわき公演「銀河鉄道の夜」から更に時がたったXX年を舞台に繰り広げられるストーリーを宅配。
会場と子どもの年齢層、人数に合わせ、2mあるメインスクリーン含め全部で3面のスクリーンに影絵を投影しました。

NIJI銀河鉄道の夜 影絵
みんなでキーとなる歌を覚えます

NIJI 銀河鉄道の夜 影絵
銀河の使いから使命をうけるシャン

NIJI 銀河鉄道の夜 影絵
蠍の炎を燃やすダンス

子どもの中から自然発生的にかけ声が生まれ、会場全体がふるえた蠍のダンスは圧巻でした。


6~7月にはNIJI団体自体の基盤づくり、9月からは本公演「地球の夢」projectが開始。


NIJI地球の夢 影絵
「地球の夢」シーンより

現在に至るまで製作と稽古に奔走しています。


こうして振り返ってみると、一緒に公演をつくったメンバー、支えて下さった公演先の皆様、公演で出会ったみんなのお顔が途切れることなく浮かびます。

無茶なことを聞き続け一緒に挑戦してくれるスタッフ、泥団子のお師匠様、いつも様々なことで応援してくださるご近所様、遠くから声援をおくって励ましてくださる皆様、こうしてNIJIblogをのぞいてくれるあなた、

昨年は本当にお世話になりました、そしてありがとうございました。

今年も走り・挑戦し・"あたたかさ"を宅配し続けるNIJIを、
どうぞよろしくお願い致します。

2014年が、皆様にとって七色に輝く1年となりますように...♪

制作・広報 西村(またの名を、銀河の使い)